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10-26, 2004

音楽を身近に置く2?旨いものと音楽 中編

音楽を身近に置前回の続き、中編です。

状況3:午後1時頃外出。

とりあえず移動用システムとしてiPodをリュックにつっこみ、徒歩にて駅へと移動。ヘッドホンはiPod付属のも悪くはないのだが、愛用しているのは米ethymotic reserch社のER4S。(日本代理店アエディオなど)遮音プラグと発音体が一体になった作りで周囲の音を遮断しながら耳に優しい音量で。周囲への音害にも一役買ってくれる。
ソースは相変わらず圧縮されたAAC化された音、自分は遮音して工夫しているにしろやっぱり圧縮されているので薄味。しかも外部からの音や視覚が絶えず飛び込んでくる状況。使われ方としてはBGM。
作り手の感想としてはまあ上記の例と一緒で、音楽の伝わり方は個人差はあるにしろ最大5割くらいか。移動中は視覚は相変わらず別の情報を取り入れているので、音楽に対する意識は4割にも満たないのでは。所詮使われ方はBGMなのだから仕方ないか。なにより外を歩くのに完全に音楽に没頭すると危険だし車や電車にも轢かれかねない。

最近ではこの需要に対する音響機器の対応が一番多いのかも。それこそ多種多様な機器が発売され、音楽を販売する側も今後もこれ対する期待は大きいよう。ただし著作権保護という名目であらかじめその代金を徴収しようとするなど、足枷をハメはじめているのが一消費者として気になる。今後、需要の増加がいちばん期待される形態だけに、販売者の権利の主張が何とか緩和される方向にいかないかと、自分は思っている。

状況4:午後7時、友人のライブを見に行く。

場所は渋谷公園通りを上がったところの1000人キャパのライブハウス。東京では中規模といったところ。
ここでのシステムの金額は大台を超えて数千万から億単位。個人ではとても無理なレベル。ライブなのでソースはほとんど生、そこから電気変換でメイン卓のエンジニアにリアルタイムの処理をされて、そこから大パワーのマルチアンプを通して下は46cmという口径の数十本からなるマルチwayのスピーカで再生されるというシステム。
このケースで初めて音楽の用途がBGMからその時間の使われ方のメインへとなる。
立って聴く、人混みで聴くという肉体的ハンデはあるものの、生演奏ということで視覚や振動などからも情報を得られ、精神的肉体的にはかなり前向きに音楽を取り込もうとする状態。
音楽以外の要素も混じるが(空調、電気的ノイズ、それに他の聴衆の声、周囲の状況なども含めて)、人間の耳や感覚というのは良くできているもので聴こうとするもの以外をうまくフィルタリングしてくれる。
ここで音楽を聴く人たちはほとんどは音楽ファンの層になり、しかもそのアーティストへの支持をするかなりコアな層。作り手としてもまずこの層を満足させられるということを前提としていることもあり、聴かれる姿勢としては非常に良好だと思う。

ただ今の日本の状況で残念なのはそこに属していない層の人が入り込む確率が限りなく低いということ。これまでに挙げた自宅や移動用システムで音楽を限定して聴いていた人たちに、それとの違いをもっとも感じてもらえるシステム、状況であるので、作り手としてはもっと一般の人たちにも足を運んでもらいたいと思う場でもある。
だが近年の音楽不況といわれる状態ではもっとも予算の削られている場所でもある。販売者側作り手側にもぜひ再考を期待したいところでもある。現時点で、音楽の魅力を最大限伝えられる場であるだけに現状は残念だといえる。

そこで行われるコンサートの状況にもよるが、ここではかなりの割合、おそらく8割くらいは作り手側の意志は伝わっているのではと思う。

状況5:午後10時頃帰宅。

ちょっと軽く酒などを引っかけつつも、うちの第1システムのある部屋で音楽を聴く。システムは英国B&W製のスピーカーを国産Luxman製アンプでドライブ。アナログプレーヤーは国産Micro、CDプレイヤーは二昔も前のYamahaCDX2200。もうピックアップも寿命に近く電源投入直後はCDの読みも悪いのだが、暖まった時の透明感は今だ好みの音で愛用。そろそろメンテに出さなければ。
こちらは仕事にも使うので電源も壁コン直ではなく、Shinano製ACディストリビュータから整流した電源を取り出している。ケーブルなども可能な範囲で高品位なものを使用して歪みを最低限は抑えていているので、うちの中ではスタジオに最も近いクオリティのシステムか。自宅でリラックスして聴けるということで環境としてはスタジオよりも良いかも知れない。

ソースはここで初めてコンパクトディスク直接、もしくはアナログディスクとなる。
このようなシステムで聴くのは現在では一般的とはいえず、音楽ファンというよりはもはやオーディオマニアの範囲に含まれるであろう。音楽ファンの範囲からは少しはみ出してしまっているので、販売側の一般的なアナウンスにはおそらくほとんど反応しないであろう層でもあるので、伝わる音楽の情報はまた別の意味で少し作り手側の意志とは離れていると思う。また同時にマスメディア向けに発信されたごく限られた音楽の中から入手する層、状況1の層とは決して交わらない層でもあるだろう。
自分はそこまではいってないので実際その方達がどういう観点からソースを選んでいるのかは疑問であるが、おそらく音楽の内容というよりは音響的意味合いで選択していると思われる。

この状況も音楽の置かれ方のもうひとつの側面だと思うので(嗜好性という意味で)、単にマニアックという言葉だけでは片づけられないと思う。
実際われわれ作り手側の中でも全てではないにしろ、マニア化した人も含まれていて、そういう観点を含めて音楽を作っている人もいる。そういう作り手とオーディオマニアとは確実にリンクするだろう。
この層は全体に対する割合としては低いだろうが、下位互換というかもっとライトな層、上記状況1、2、3に含まれる層にも概要、雰囲気は伝わるから、作り手が音楽にそういう要素を盛り込むのは、無駄な努力ではないと思う。
なおかつそこに音響的な意味合いと音楽的な意味合い、両方盛り込むことも可能である。
実際自分が音楽を作る際にはプロジェクトにもよるがある程度はその層の使用も見越して制作している。そのクオリティを目指すのでなければ数百万からの制作費と優秀なのスタッフの莫大な人件費など掛かるものではない。現在ならば安易に作るのであれば一般の楽器店で手に入る十数万程度の機材で完結できてしまうのだから。
作り手としてはここに対応することが、実はいちばん予算と手間と努力の必要なところであったりする。

とここまで自分の生活パターンを例にして音楽の鳴る状況とそれを聞く聞き手側の人々の例、それが作り手側からはどう見えるか、現状音楽産業での扱いはどうかということを5例挙げてみた。他にも移動手段の別のパターン、自動車内での聞かれ方やラジオでの聴かれ方、都会ではわりと多いであろう自宅でのヘッドホン、といったパターンもあるとは思うがここでは割愛したいと思う。

また字数の関係で中編はここまで。後編は次回に。
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