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10-19, 2004

俺のタナ?壮年期編1:Caetano Veloso1

これも新コーナー、ウチのCD棚を占拠するアーティストを紹介していくコーナー。壮年編とサブタイトルが入るのはオトナになってから好きになったブツだからです。今後俺のタナ青春編、黎明編も作りたいです。小3の時好きだった「失恋レストラン」清水健太郎は黎明編に入れる予定です。

で、よくあるレビューではつまらないので、今後は何か工夫しないといかんですが見切り発車、第一回目はやっぱりウチのタナを占める王道、カエターノを紹介します。

カエターノヴェローゾはブラジル北東部(ノルデシチ)出身の国民的アーティスト。もう還暦をすぎたお歳なのに枯れているどころか若いころから変わらずのトンガリぶりで、毒舌の効いた歌詞やラブソングなど、今でも現役どころか世界中でファンを魅了する作品を今も作り続けています。今回はその1部をご紹介します。

Livro
最初に紹介するLivro(1997)は手に入れてから本当によく聴きました。自分がラジオやなんかでも何回か紹介しているので、すでに手に取った方もいらっしゃるかも。
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この辺りからカエタノさんとチェロ/アレンジのジャキスモレレンバウ、それにバイーアの名物集団Timbaladaの厳選メンバーらのコラボレートが成熟してくるのですが、この作品を初めて聴いた時にはかなり衝撃を受けました。もうふだん日本に住む我々が耳にするようなありきたりの編成などひとつもありません。すべて独創的に、Vo.+Ac.Gから肉付けしていったアレンジや、もうそのままアフロブラジリアンやカンドンブレのリズムに歌を乗せただけという曲、管弦プラスVo.だけの曲など、バリエーションが凄まじいです。衝撃を受けたと同時にすんなり身体が受け入れたのは、バイーアやノルデシチのリズムを取り入れた曲達が、今までの自分の好きなリズムの趣向と共通点が多いからかも、もっともレゲエへの憧憬を受け入れたであろうサンバヘギやアシェなどとちがって、何とも優雅で、それでいてアグレッシブ。さすが「粋な男」。

もうひとつ、特筆すべきはオーディオ的にも非常に優れた音質でミックス/マスタリングされていること。奥行きのある弦と乾いたアコギやパーカッションは、どんなシステムでも素晴らしい音場を繰り広げます。一般的にオーディオマニアのシステムはクラッシック等を好む音場派とジャズなどを好む音速派に別れるといいますが、これはどちらで聴いても心地よい。実際、自分も2つのシステムで聴いてみましたがどちらも素晴らしいです。よく制作現場で言われることなのですが、良いミックスはどのスピーカーで聴いても同じバランスで聞こえる、これがこの盤には当てはまります。

Prenda Minha
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また、このアルバムをひっさげてのライブアルバム、DVD、プレンダ・ミーニャもお薦め。自分としては映像付きのDVDのほうが買いかな。CDはそれの映像無しヴァージョンというだけですのでDVDプレイヤーをお持ちの方はぜひ映像で観ながら聴いたほうが楽しめると思います。DVDで観るとカエタノさんの数々の怪しいリアクションを発見できるのも楽しみのひとつです。

アントロジア?オールタイム・ベスト
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Livroからあとはどれを買っても内容的にも音質的にもハズレのないカエターノですが、それ以前、トロピカリアドイス以前の盤になるとちょっとミックスにも違和感のある盤が目立つので買うのには勇気が必要です。一昨年くらいに、todo caetanoという40枚組BOXセットが出現しました。その時になんとその前の作品が全てリミックス/リマスターされたというのです。最近のアントロジア?オールタイム・ベストというベスト盤でそのうちの数曲を聴くことが出来ましたが、目から鱗、ポロポロ落ちます。ミックス/マスターが変わっただけで作品の内容がこんなにも素晴らしく聞こえるとは。こうなるとなんとしてでもtodo caetano、手に入れたくなりました。

というわけで、今回取り上げたカエターノ・ヴェローゾさん、興味を持っていただけた方は是非手に入れて聴いてみて欲しいと思います。必ずしやあなたの音楽趣味の糧となること、請け合いです。ここでこれ以上詳しく解説することは自分の力量からするともう限界です、いずれカエターノの紹介2も作ると思いますが、今すぐもっとカエターノの作品を知りたいという方はこのページへ。全てのアルバムにコメントがついていて参考になります。

それではまた次回。
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